URASHIMA VILLAGE
民間による新しいプロジェクトが生まれ続けるまち・三豊市。その先駆けとなったのが「URASHIMA VILLAGE」です。SNSで話題となり年間約50万人が訪れるようになった父母ヶ浜。しかし、当初は宿泊施設がないために地元は経済効果を享受できていない状況でした。そこで、この観光需要を一過性に終わらせない!と生まれたのが、地元企業11社で出資した一棟貸し宿泊施設『URASHIMA VILLAGE』。外資依存せず地域内で持続的に経済循環をするモデルとして注目を浴び、現在は地元のランドマーク的存在に。KANAMARU STYLEが設計・施工、県産材を使用しウッドマイレージに考慮した建物はウッドデザイン賞2021最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞しました。

農のある暮らし
地元の新しい情報や価値を“見える化”すること。それが地域密着工務店としての役割だと考え、社会課題となっている空き家と農家の再生アプローチに取り組んでいます。近年は地方への移住ブームや、自然との共生を求めるライフスタイルの変化により、農地付き空き家への関心が高まっています。ただ、新しい土地での生活と農業に必要なインフラコストが大きなハードルとなっていることから、KANAMARU STYLEではリノベ価値のない空き家を新農家住宅にリ・ビルド。家庭菜園でも、小さな自給農でも、話題の半農半Xでもいい。「農のある暮らし」のハードルを下げ、新たな地域の選択肢を増やしています。

苗代の杜
家はそこに住む家族のものですが、景観をつくり出すひとつの要素でもあります。本来、その土地の気候風土にあった建築のカタチがあり、そうして建てられた家々がその地方のまち並みをつくり出していました。そんな日本らしい家づくりをリスペクトし、開発したのが「苗代の杜」です。この分譲地はクルドサック道路(袋小路状の道路)を採用し、住人以外の車の通過を防止することで、防災・防犯上の安全を確保。まちの象徴としてコモン広場を設け、2つの広場をつなぐ小径は歩くことを楽しむためのフットパスに。家はまちのもの、まちはみんなのものとして、ここに住まうことを誇りに思う場所を目指しています。

菜園付き住宅
採れたばかりの野菜でサラダをつくり、摘みたてのハーブでお茶を入れる。そんな豊かな食卓もキッチンの目の前に菜園があれば、たやすく叶えることができます。私たちが提案するのは野菜やハーブ、果樹など食べられる植物を栽培するキッチンガーデンやスパイラルガーデンのある住まい。収穫してすぐに調理ができるように、菜園はキッチンや勝手口の近くに配置し、道具や泥付きの野菜を洗うことができるシンクも一緒に計画します。作物を育て、季節とともにていねいに暮らす。健やかな食生活とライフスタイルを叶える菜園付き住宅でサステナブルな暮らしをはじめてみませんか?
