わざわ座

わざわ座
「わざわ座」は「手仕事とものづくりの復権」「良質なデザインと住まいの生活道具の普及」をめざし2013年に活動開始。2015年に「一般社団法人わざわ座」として全国の地域工務店の座衆(メンバー)とともに活動を広めています。

家を建てた大工が作る家具プロジェクト「大工の手」は、作り手と使い手を繋げ「家具」と共に「家」を大切にする気持ちを育むことを目的とした新たな家具の形です。そして作り手と使い手の間に「デザイン」の必要性を唱えるデザイン活動でもあります。

" 永い時間を掛けて丹精込めて育てられてきた木材も、優れた木工技術を身につけた使い手がいなくてはその良さは発揮されません。私たち地域の工務店は国産の木材を使って住宅を建て、その美しさや信頼感に共感する方の家づくりをしています。解体した古材や工事で出た残材などを用いて魅力的なデザインの家具をつくり、木の魅力を五感で体感し、加工した大工職人の技術を伝え、守り育て広めて行くことも目的とし、木の魅力を知った若い人が大工を目指し技術が継承されることを願っています。解体した家の柱を使ってテーブルをつくってみました。その柱に残る傷跡から、家族で暮らした時間がフラッシュバックしたご主人の目が潤みました。合理化されて均質な仕事が得意な機械ではできない、家族の時間をつなぐ仕事も、職人の『心意気』で人の心をつなぎ深く刻み込みます。わざわ座には、地域工務店が座衆として参加して、日本各地で建築職人の技を活かした仕事を魅せ、その存在価値を伝えています。私たちKANAMARU STYLEも、この活動を現代の民藝運動と位置付け、活動しています。 "